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我が家の夏の恒例行事、通称『夏フェス』。
カイのお仕事関係のお得意さん(超セレブな美魔女)の依頼で、彼女私有のプライベートビーチにある海の家で一日アルバイトをする。
報酬として隣接する豪華リゾートホテルに一泊できるし、次の日は海で遊べる……のだが。
「では皆の衆。これより、来週に迫った夏フェスのミーティングを始める」
カイがリビングに集まったメンバーをグルリと見回した。
「まず持ち場の確認だ。例年通り、チャーコはウェイトレス、焼きそば屋はヌコリン、ドリンク類はチョメさんに担当してもらう」
「はいニャ。コテ素振りでイメトレも万全ニャ」
「店の名前はコーラ屋さんチョメ。お茶もDr.ペッカーもチャリォも、全部コーラと呼ぶ。そこは譲れないチョメ」
クールとアクトー、それぞれの意気込みがビンビン伝わってくる。
「次に、全てのブースの総監督。俺たち『夏フェス盛り上げ艦隊』のサー・アドミラル……」
カイの『溜め』にアタチたちは息を呑んだ。
「……ハムスターのよっぴぃさんだ!」
と、カイが指し示した丸クッションの上に彼の姿が……ない。
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