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「エコエコアザラシ! エコエコアザラシ!!」
「「ナニソレ、呪文チョメニャリ!?」」
次の瞬間、絵本から不気味な黒い靄が沸き起こり、その中に二つの影が……!
「――呪われし禁言でノコノコ召喚されたのはどこのどいつだぁ~い……? ……あたしだよ!」
「オレもだよ!」
テーブルの上に、絵本と同じ黒いミニドレスを着たお人形サイズのありすんと、青くてプルプルのスランバが現れた。
「……ニャるほど」
「うむ。コレをどうするチョメ?」
「ちょ、そこのヌコとカメ! なにその平静jampな感じ、もっと驚きなさいよ!」
ありすんがビシッとヌコリンとチョメさんを指さし、ツインテールを逆立てる。
「お嬢の言うとーり! 絵本から出てくるって、けっこうな大魔法なん……だ、ぞ……。ハッ……!?」
突然、スランバのほっぺ(カラダ?)にタラリと汗が伝った。
「な……? 攻撃力2000……5000、10000……! オレのスカルターの数値が跳ね上がっていく……だ、誰だ! なにヤツ!?」
スランバとありすんがズアッと振り返った先には、満面の笑みで片手を上げるカイ。
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