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俺の名は海崎ユキ。
4月から俺は大学生だ!
俺はいつも1人だった。
心身ともに限界だった。
母親は俺を産んだその日に亡くなり
父親はなにをしているか分からず家に帰ってくるのは正月や休みの日のみ。
兄弟なんていやしない。
そんな家庭で育った俺は不良になっていた。
髪を金髪に染めて
喧嘩ばかりの毎日だった。
そして地元では金髪にグロスピンクの髪留めをした伝説の不良【桃雪の金獅子】と呼ばれ無敗を記録した。
そんなこともあり友達もおらず、近寄ってくるとしたら血の気の多いヤンキーだけ。
でもっ!!!
「今日からここが俺の家!そして新しい大学!!」
いざ!大学生デビューだー!!
友達100人目指してがんばるぞーっ!!
ユキ
「誰もいないけどたっだいまーっ!!」
?
「あ、おかえりーっ!」
ユキ
「‥‥っ!?」
‥‥‥おかえり?
いやまてよ。
おれは一人暮らしのはずだ。
すっと前を向くと美少女がいるのである。
ユキ
「‥‥えっと‥‥君は?」
?
「え?私だよー!」
‥‥‥いや誰だよ。
不法侵入か?
未来
「未来です!お兄ちゃんの妹だよん!」
ピースをしながら言う彼女に対しユキはぽかんと開いた口がふさがらなかった。
ユキ
「‥‥‥お兄ちゃん?」
未来
「あれ?おじさんから聞いてないの?」
ユキ
「おじさん?」
未来
「春竹おじさんだよー」
ユキ
「親父!?」
瞬間、ポケットからスマホを取り出し父親に電話をかける。
ユキ
「おいクソ親父。ちょっと聞きたいんだけど‥‥」
親父
「おう、どうしたクソ息子。電話なんかしてきてー」
ユキ
「おれ今新しい家ついたら‥‥‥なんかいるんだけど」
親父
「あ!もう会った!?可愛いだろ~。お前も嬉しいだろ?妹ができて!」
ユキ
「妹っ!?俺何にも聞いてないんだけど‥‥」
親父
「いってないもんっ!」
ユキ
「もんって‥‥‥」
親父
「まー怒るなよ。お前も嬉しいだろ?あ!言っとくけど妹達に変な気だけは起こすなよー(笑)」
ユキ
「クソ親父がぁあああっ!!!!」
ピッ!!
ユキ
「はぁ‥‥はぁ‥‥」
未来
「と、いうわけなのだ!」
なにかというわけなんだよ‥‥。
つーかちょっとまてよ?
妹‥‥達?
ま、まさか!!
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