ユキと沙織のお料理

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ユキ 「え?‥‥‥2人ともどうしたの?」 2人の声は震えていた。 未来 「お姉ちゃん‥‥いないと思ったら‥‥‥料理を‥‥‥?」 莉奈 「‥‥どれくらいの破壊力がある‥‥のかな?‥‥私‥‥‥もう少し生きたかった‥‥‥。」 ユキ 「まてまてまて!ちょっとどういうこと!?」 未来はすぐさまユキにしがみついてこう言った。 未来 「お姉ちゃんは自覚してないけどお姉ちゃんの料理は人を殺せるんだよ!?」 ユキ 「え‥‥ころっ‥‥!?」 未来 「しかもなんか見た目は本当に美味しそうなのが厄介なの!!だからお姉ちゃんも自覚がないの!」 ユキ 「ま、まさか~‥‥」 そう言うと未来はユキの腕を引っ張り台所の入り口まで誘導する。 ユキ 「さすがにそこまではないだろう‥‥?」 半信半疑だと思っていた。 次の瞬間までは!! ユキ 「‥‥っ!?」 沙織 「卵スープはやっぱり味付けが大事だよね。とりあえずマヨネーズに醤油‥‥隠し味にタバスコかな。あとは卵にわかめに‥‥あ、そうそう!ヨーグルトも入ってた気がする!」 そう言うと躊躇なく鍋へと入れていく。 ボトボトボト。 ボチャボチャボチャ。 ドプッ。ドプッ。 ユキは何か黒魔術を行っているかの錯覚を覚えた。 沙織 「お兄ちゃん喜んでくれると嬉しいな!」 最後にこんなことを言うものだから食べざるを得なくなった。 数分後。 ユキ 「‥‥‥美味そう」 沙織 「ふふっ、冷めないうちに召し上がれ!」 たしかに見た目は本当に美味しそう。 でもさっき言ってた危ない食材は何処へ!? まさにイリュージョン!! どこに隠した? ユキ&未来&莉奈 「‥‥いただきます」 沙織 「‥‥おかわりもあるからね?‥‥あれ?みんなどうしたの!?もしかして不味かった!?」 しかし3人は泣きそうな顔をしている沙織には不味かったなんて言えなかった。 ユキ&未来&莉奈 「‥‥お、美味しいです」 一気飲みして流し込む。 沙織 「よかった!!おかわりも‥‥‥」 ユキ&未来&莉奈 「お腹いっぱいになったからいいです!!」 ユキは誓った。 これからは俺が全部ご飯を作ろう。 そう誓ったのであった。
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