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「これからどうスッかな~」
特にやること考えずにゲームをプレイした。よくあるよね、そういうこと。
しばらくここで突っ立っていたら、一人の黒い服を着た男の人が話し掛けてきた。
「君が初代テストランキング三位の”カルマ”かね?」
「そうですけど?」
なんかヤバそうな人だな....。いや、俺に話しかけてる時点でもうヤバいな。
「実は君をわがギルドに招待しようかと思ってな」
「......俺が入ると、恐がる人もいると思いますよ?」
「はっはっはっ!.......そんなことは無いと思うぞ。なんせ私達のギルド、”漆黒の管理”はプレイヤーキラーだけを集めた、クレイジー集団だからな」
”漆黒の管理”って....痛々しいなぁ。て言うか自分のギルドをクレイジー集団って言って良いのかよ?
ま、入るか入らないかってのは勿論....
「よろしくお願いします」
入るに決まってる。
それからそれから。
俺を勧誘してきた人はゲルドという人で、結構上の人らしい。て言うかこのゲームまだ始まって2、3時間程度しか経ってないんだけど....。
ゲルドさんがこのギルドについて色々説明してくれた。
まず、メンバーは全員で20人。リーダーはベルリンという名の女の人で、ゲルドさん曰くその人に背中を見せたら一秒で殺されるそうだ。敵味方関係なく。関わるなと言っていた。
禁止事項は、他のメンバーとの争いは一対一でやり、介入はしてはいけない。
あと色々あったけど、関係ありそうなのはこれぐらい。
最後にこのギルドの目的は集団でのPKのようだ。大きなグループを狙うときに召集されるっぽい。
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