第四部 職業

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どっちにしろ、こっちが本気を出すことにはかわりない。ゆっくりと体制を立て直し、アイテムボックスから回復ポーションを取り出して、イッキ飲み。  体力ゲージが黄色まではいってないが、相手の攻撃種類がまだ一つしか分かってないので用心しておく。 俺が構えてから数秒後、先に動いたのは”黒騎士王”だった。三メートルの間を一歩で詰め、やってきたのは突き。 素早い攻撃だったが俺は体を横に反らすことですれすれながらも回避。お返しと言わんばかりの突きをかます。 理想としては少なくても三メートルは跳んで欲しかったのだが現実に”黒騎士王”が跳んだのは一メートルちょっと。 どうやらパワーのステは相手の方が上らしい。”独占者”で上げてんのに.....あれ、この台詞前にも言った気がする。て言うか俺の元々のステータスって低すぎね!? まあそんなことは気にしてもしょうがない。今は目の前の敵に集中! 突きをされた”黒騎士王”は一瞬だけ怯んだが、すぐさま剣を構えてまた斬りかかった。 俺はそれをまた弾き、斬る。 そんな繰り返しを十分。   相手のライフゲージは結構削れた.........と言いたいとこだけどこいつのライフゲージが出会ったときから見えていない。 だからライフが減ったかどうかは分からない。
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