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「古事記は完全な漢文ではない」
漢字で書かれているにも関わらず、本場の中国の研究者が読んでも、「読めない」部分が多いのが古事記の特徴です。
文法も読み方も正式な「漢文」ではないのです。
日本に「漢字」が入って来て、渡来系の中国人に教わりながら漢字を使い始めた「ビギナー」が書いていた・・・
と思われますが、使っているのは国でもトップの知識人達です。
古事記と同時期に書かれている「万葉集」では、漢文を織り交ぜながら、日本独特の風合いを表現しています。
どちらかというと、輸入した漢字を、巧みに使いこなしていた・・と言っても良いと思われます。
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