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「おはよう。
私、南條 白雪って言うの。
あなたは何ていうの?」
その私の発言に、周りはザワザワと騒ぎ出す。
「白雪、僕との約束は」
慎太郎が、早速口出しをした。
「守ってるじゃない。
慎太郎、私のやることにそんな何でもかんでも口出しをしないでよ」
さっそく口を出された私はご機嫌斜めだ。
「慎太郎は、過保護すぎるのよ。
私だってもう、高校生よ。
いい加減にしてちょうだい」
せっかく、この学校に来たのに友達ができないなんてごめんよ。
「・・・・・・お前、俺に聞いてるのか?」
そう口を開いたのは、後ろの席の男だ。
「そうよ。
あなたに聞いてるの!
名前は、何ていうの?」
答えてくれたことが嬉しく、私はニコニコ笑いながらそう言った。
「・・・・・・・・・凛(リン)だ」
「凛!
そう、凛ね!
よろしく、凛」
名前を教えてくれた事で、私の機嫌は最高潮にいい。
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