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白猫様は恋のキューピッドになるかもしれない
A「ほら水崎もとっとと食えよ。有難いことにこのクソ高飛車な白猫大明神様は、俺かお前かアタリが出た方を専属のパシリに選んで下さるんだとよ」
B「えっ、無理無理無理っ。白猫様の下僕の座は謹んで高山くんにお譲りします!造営1000周年の由緒正しい高山くんちの大社と違ってウチは万年人手不足に悩まされてる家族経営の弱小稲荷神社なんですから!!今日も早く帰って納札所の雨漏り直さないとお母さんに叱られちゃうっ」
A「おまえ休み時間にいっつもお守り作る内職してんのに、大工仕事までこなさなきゃいけないのか!?巫女の勤仕スペック無駄に高過ぎだろっ(……リアルに貧乏暇なしってヤツなのか……でも水崎、残念ながらたぶんこれどっちもアタリだぞ。俺こういうときの第六感はまず外れないんだよな……)」
A=有名な大社の跡取り息子、高山くん
B=いつも働いてばかりの巫女、水崎さん
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