夏休み

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「なんだとー?」 ムスッとした顔が女の子みたいだった。 「春おかえり」 階段を降りてきたのは春と同じくらいの男の人だった。 しかし、髪は天然なのか少しパーマがかかっていて服装もTシャツだったが着こなしている感じがあった。 「おう!兄貴久しぶり。こっち南津っていうんだけど」 兄貴と呼ばれた人は私の方に顔を近づけてきた。 「よろしく、秋人です。弟がお世話になってます」 秋人さんの話す言葉は耳に残る感じがした。 そしてほのかに香水とタバコの匂いがした。
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