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二人目の女性客。
いつも着物姿の妖艶な美女。
名前は琴子。
種族はろくろっ首。
人間社会に混じって生きる人外の、特に夜の仕事をしているものたちの顔役のような役割を担っている。
姉御肌で頼りがいがあり、彼女を「姉さん」と慕う女性も少なくない。
彼女の人脈は広く、それが店の助けになることも多い。
落ち着いた和服美女である彼女は、自ら厄介ごとに関わることはないが、仲間のためなら前に出ることを厭わない。
賑やかな客が多い中、しっとりとした佇まいで微笑む彼女の存在もまた貴重である。
だからと言って、ただおとなしいだけでは、顔役など務まらない。
時に、自分や店主に害を与えそうなものへは、その長い首を巻き付けて締め付ける姿も見られ、他の人外の客からも一目置かれている。
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