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――でも、まあ……演劇とかする人として、おるこちゃん、残念ながら背は低いんだよね。さっきさ、屋上で気づいちゃった背の低さだし……
ちなみに、ボクの身長は170センチにやっと辿り着いた程度だったりする。
――さっき屋上でおるこちゃんがボクに抱きついてきた時にさ、おるこちゃんの顔、ボクの胸の辺りにあったんだけど……
「そのことからさ、ボクの彼女の身長、おるこちゃんの身長、ザックリ概算で見積もってさ……」
まあ、大体155センチもあれば良い程度かなという気がしているボクだったりする。
――でも、だけどさ……おるこちゃんってメチャクチャ美少女だし、有り得ない位に華奢だし……おまけにさ、ビックリしちゃうくらいに胸でかいし……
そう、背は低いが、そのスタイルは中学生離れしている河鹿薫子だったりする。
――顔は小さくて、手足も小さくて、だから着痩せして見えるし……脚は細く長く、ウエストなんて内臓が入っていないみたいに華奢で……
「石にでもツマづいて転んだなら折れそうなくらいに、着痩せどころか、スコブル、シコタマ華奢極まることこの上ないおるこちゃん」
――もうこれ以上は痩せられないってなくらいにスレンダーなくせに、訳ワカンナイんだけど、なぜか、河鹿薫子の胸ってばさ……
いやはや、彼女のバストは、彼女の図々しく有り余る態度よりも遥かに大きかったりするから笑えたりする。
――もう、アレなんだよ、おるこちゃんの胸ってさ、ボクの両手で……
「いやん……秋ちゃんったら……」
「え? おるこちゃん?」
――片方のおっぱいをボクの両手で包まないとハミ出しちゃいそうなアレだし……
「いやん! あたしの胸元とか、そんなに見つめたりしたら……あたし、ハズイから!」
――うーわ! しまった! クラスメイト全員が注目してるシチュエーションの中だっていうのに……
「ご! ゴメン、おるこちゃん!」
――無意識におるこちゃんの胸を見つめちゃってたボクだし! 男の煩悩丸だしで超ハズイし!!
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