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ねぇ、ねぇ、世の中の男子たち。
聖なる液、出ちゃってる途中ってさ
なに、快感なわけ?
なに、その辛そーな、イキ顔。
独りよがり過ぎて
笑っちゃうんですけども。
↑
だいたいのオトコはこーんな感じ。
キモチくなくてキモイ。
そこ、触ればいいと思ってんの?
そこ、あんま掻き混ぜないでくれる?
そこ、濡れてんのはあんたのおかげじゃないし?
いたい
いったい!
“ 痛いってば!もうっ!
バッカじゃないの!
エーブイ見すぎだろ ”
あーぁ。
いつまでこんなことしてんのかなー。
「じゃあ、先に出るから」
頭をスルリと撫でられた。
そうやって身体もヤワヤワ撫でてよ。
「はーい、部長」
「みーぁ、部長はやめろ、部長は」
先に出した癖に
なーに上から目っ線かましちゃってるわけよ。
ヘボ部長。
ベッドの上でヒラヒラと手を振り
チラリと舌を出しておく。
歯、磨きたい。
部長のおちんちん様、マジいただけないし。
いや、いただいたんだけど。
イヤ。
全身をミラー確認した後
ヘボ部長はまたこっちを見て、スマイルを投げてやっと出て行った。
「いらない、その笑顔」
ま、いっか。
立ち上がってすぐさま向かったのは洗面。
歯磨きをする間にバスタブにお湯を張る。
「ふふ……」
口の周り泡まみれ。
綺麗になーれ
綺麗になーれ
いー感じで磨いてるとこに
ベッドの脇に置いたスマホが鳴った。
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