第1章

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あれから大学を卒業して、皆バラバラに仕事を始めた。 僕の記憶は未だに戻りきっていない。 深稜達と会う回数も、休みが合わなくて少なくなっていった。 ―――卒業する時に、泣きそうな深稜を僕は遠くから見ていた。 あの日・・・ 迎えに来たあの日、深稜から言われたんだ。 「っ――なんでっ・・・ 覚えてないから仕方ないか・・・あのね俺達はちょっと仲良くなったんだよ。 あと、君のお母さん、志穂さんに言われて迎えに来たんだ・・・ 柊君・・・・」 .
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