社員№001 桃山素子

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「ちょっと林田君」 「何だよモブ子」 カチン。 「兀脇係長が居なくなって誰もモブ山とかモブ子って呼んでくれなくて寂しいだろ?これからは俺が呼んでやるよ!」 バチーンと似合わないウインクをされる。 「結構です」 「なんでだよ!?」 「なんかぁー、林田さんがモテないの分かっちゃいますー」 小松の援護射撃により林田は黙った。 「もぉーみんな、課長の歓迎会ですよ?乾杯しましょ♪」 佐川さんはちゃっかり課長の隣をキープしていた。 肉食女子というヤツか…。 それから適当に乾杯をして食事やお酒を堪能する。 歓迎会と言う名の飲み会なのだ。 小松のお店チョイスは今回もアタリだ。
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