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しばらくして私はお手洗いに立った。
飲み過ぎないようにしよう。
でも、晩ごはんを誰かと食べたり飲んだりするのって楽しいんだよなぁ。
家で自炊しても自分しか食べないし適当になるし。
ボンヤリしながら手を洗った後、お手洗いから出た。
「え、冴内さん大丈夫ですか?」
「あ、桃山さん…大丈っヴ」
冴内さんはとっさに口元を手で押さえる。
「ちょ、大丈夫じゃないじゃん!急いで!!」
私は冴内さんの背中を支えながら男子トイレに入った。
よかった誰も居ない!!
個室に冴内さんを押し込んで便座の蓋を開ける。
「ヴォエエエエ」
便座の蓋をあけた直後、冴内さんが勢いよく戻した。
「よし!よく耐えた!!好きなだけ吐いて」
「ず、ずみまぜ…おぇ」
「気にしなくていいから吐いちゃって」
背中をさすって吐かせる。
嘔吐したモノのすえた臭いが鼻をつく。
やばーい貰いゲロしそう(笑)
「おしぼり貰って来るからここに居て下さいね」
「・・・ヴァイ」
無理して喋らなくていいから(笑)
私が男子トイレから出ると人とぶつかった。
「あっ、すみません!」
「え!?桃山さん!?」
ぶつかった拍子によろけた私の両肩を掴んだのは課長。
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