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｢理事長！！理事長！！｣
息を少し切らせながら理事長と呼ばれる人を呼ぶ紫穂さん。
｢何かね紫穂･････？｣
というと振り返る･････狸！？
そこで焦る私。
｢え？ちょ！？た、狸？？？｣
紫穂さんから開放された身体を立たせ
正面を向いた私は驚きのあまり口が塞がらない。
｢ふむ。これはこれは。珍しいお客さんだこと｣
ニヤリと笑む狸さん。
｢祐さん。こちらこの学院の理事長で兼、この国を統率するタクトさんです！｣
説明をくれる紫穂さんだけれど
それどころではない。
ということは？1番のお偉いさん･････
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