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「うみたそー!お昼一緒に食べよ?」
「何故?私が?貴方と?」
昼休みになると、高峯くんがご飯に誘ってきた。
「友達契約したよね?うみたそ」
「お断りするわ」
「うみたそー!」
「大体、貴方は優・・・山崎くん達と食べるのでしょう?」
「だから、皆で!皆で食べると美味しいからね!」
「私が貴方達のグループに入る事によって生じる彼らにとってのメリットは何?」
「メリット?」
「彼らにとって損しかないという事よ。無愛想な女といたら食事も不味く感じるものよ」
「俺はうみたそと一緒にいて損だなんて思わないよ!」
「とにかく、私は学食のテラスで昼食をとるのが日課なの。教室でなんて食べないわ」
「うみた・・・」
「高峯くんっ。一緒に食べよう!」
「あ・・・」
高峯くんは優也グループの一人に腕を引っ張られる。
私はまだ諦めようとしない表情の高峯くんを無視して学食へ向かった。
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