第2章 生徒会始動!!

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「・・・ご馳走様でした」 昼食を食べ終えると、私は学食のテラスでいつも持ち歩いてる文庫本を読む。 まだ犯人が読めないわ。 ミステリー小説は好きだ。 犯人が分かるまでのハラハラする感じがすごく好き。 「・・・うみ」 あ・・・ 「優・・・山崎くん」 優也が私の席へ。 何故ここに!? 「昨日、うみに嫌がらせした犯人分かったからその報告」 「もう分かったのね」 「俺の情報網なめんな。さっき厳しく言っておいたからもう大丈夫だ」 「あ、ありがと・・・気にしなくて良かったのに」 「俺が気になんだよ。あんな悪質なイタズラ、さすがにねぇだろ」 「嫌がらせなら慣れているわ」 「そうやってうみが強がってるの見るの、俺はきついんだわ」 「別に強がってないわ」 「幼馴染みの俺には分かんだよ、バカうみ」 「ば、バカとは失礼しちゃうわ」 「つーか、朝は何でソウといた?」 「あ、あの男が駅で待ち伏せしていたからよ!」 「ふーん?ソウが、ね」 「報告が終わったなら戻ったらどうかしら?」 「・・・うみ」 「な、何よ?」 「どうしたら、俺は前みたいにお前に受け入れて貰える?」 え・・・ 「受け入れるって・・・」 「あー・・・もうすぐ予鈴鳴るな。戻るわ」 「う、うん」 優也・・・。
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