第2章 生徒会始動!!

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放課後になると、私と高峯くんは生徒会室へ。 今日が顔合わせ・・・。 「あ・・・」 私は生徒会長という立て札が置かれた机を見つめる。 お父さんとお母さんも座った席・・・。 私は生徒会長の席に座る。 「広いね!本棚もたくさんある!」 「そうね」 すると ドアがノックされる。 「どうぞ」 私が答えると、ドアが開かれた。 「あれ!神崎くん!」 中に入って来たのは神崎くんだった。 「書記を任されました。改めまして神崎哲(かんざきさとる)です。宜しく御願い致します」 神崎くんは深々とお辞儀をし、挨拶をした。 神崎くんは黒い短い髪が特徴的な和風な雰囲気の人。 剣道部副主将で勉強も出来る。 いつも礼儀正しい。 良かった!まともそう! 「宜しく御願い致します」 「宜しく!神崎くーん!」 後は会計・・・か。 「でも、神崎くんも生徒会だったとは」 「学園長からの推薦です。僕の両親も生徒会でしたから」 え・・・ 「神崎ってあの・・・」 「うみたそ?」 「か、神崎くんのお父さんの頃の生徒会長って高瀬和哉って人かしら?」 「は、はい!高瀬・・・まさか高瀬さんって父の友人の!?」 「ええ、恐らく・・・」 「そうでしたか。こんな偶然もあるんですね」 「結婚して京都に行ったから疎遠になったと父からは聞いているのだけど」 「ええ。昨年、こっちに引越してきたんです」 「そうだったの」 「母は生徒会で会計を。びっくりです。高瀬さんと僕の両親が知り合い同士とは」 「桜井さんが貴方のお母様ね。世間は狭いものね。優・・・山崎くんのお父様も貴方のお父様と同級生のはず」 「浩也さんって優也さんのお父様なんですね」 「何二人で盛り上がってるのさ!ずるい!」 高峯くんが頬を膨らませ、言う。 「すみません、颯太さん」 すると 「失礼します・・・」 一人の女の子が突然入ってきた。 あ・・・
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