第3章 好きなのはどっち?

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「うちの学校と違って結構古い感じの校舎だね」 「うちは改修工事をしたからね。今日の相手はこの高校ね」 練習試合の会場である高校に着くと、私達はグラウンドへ。 グラウンドにはすでに着いていたサッカー部部員と優也目当てで来たであろうたくさんの女の子達が。 「そういや、この高校・・・去年は関東大会でうちの高校が負かしたらしいよ?」 「へ?」 「うちは全国まで行くレベルだし、負けは無いんじゃないかな」 「そ、そう」 「優也くん、勝つの分かっててデートを提案したんじゃない?」 「あ、あの男は・・・」 「でも、それだけ優也くんはうみとデートがしたいんだね」 「意味が分からないわ」 すると 「うみー!!」 優也が私に気付き、手を振ってきた。 女子の視線が私に刺さる。 怖っ!!
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