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「う、うん。すごかったのよ?点なんて殆ど優也が入れてたし」
「行くの?デート」
高峯くんは急に真剣な顔で私に聞いてきた。
「そ、そういう約束だし・・・優也には借りがあるもの」
「ふーん?そっか」
高峯くんに優也とのデートの話を振られると、胸が痛むのはどうして?
意味、分からないわ。
「高峯くんも優也も変よ。私と遊びに行きたいだなんて。正気の沙汰ではないわ」
「ひっどいなぁ。うみたそは!俺も優也も頑張ってんのに」
「何を頑張っているのよ?」
「これだからド鈍いお嬢様は・・・」
「答えなさいよ?」
「やーだ!教えないっ!」
「面倒くさい男」
「うみたそに言われたくないよ!」
「私のどこが面倒くさいのよ?」
「もう怒らないのー!うみたそ!」
もう!訳が分からないわ!
「あっ!ステイシーからメール来てる」
「ステイシー?」
「俺の向こうの学校の同級生。金髪美女!久々だなぁ」
高峯くんは電車に乗り込むと、メールを返す。
「ちょっと。人といる時にメールだなんて失礼よ」
「えっ?わりと皆やるよ?優也とか田中っちとか。あっ!もしかして・・・」
「な、何?」
「私といるのにメールするなんてひどい。構いなさいよって事?」
「か、勝手に変な解釈しないで頂戴!もう!貴方は金髪美女と楽しくメールでもしてなさい!そっちのが楽しいものね!」
「はぁ!うみたそ、激かわーっ!拗ねたそだ!拗ねたそー!」
「す、拗ねてないんだから!勘違いしないで頂戴!」
「やっぱりツンデレだ・・・」
「だ、誰がツンデレよ!」
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