第3章 好きなのはどっち?

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でも 私といるのにメールをする高峯くんにイラッとしたのは事実。 マナーの話をしているだけだもの! だけど 「うみたそが嫌がるならもうメールしない。どうせもう会わないんだし・・・」 「え?」 「俺は一途なんだよーん!」 さっき、高峯くんの声色が冷たく聞こえたのは気のせい? 学校に着くと、今日もグラウンドでサッカー部が練習していた。 「優也、今日もイケメンだなぁ!かっこいい!!」 「高峯くんって本当優也と仲良いわよね」 「うん。優也も俺が一番話しやすいって言ってくれた!イェーイ!両思い!」 「どっちもバカだものね」 「うみたそ、辛辣!!」 すると 「こら!山崎!何余所見してやがる!」 「すんません!!」 あ・・・ 優也はパスミスしたらしく、先輩から注意されている。 「珍しいわね。優也がミスするなんて」 「本当に、ね」 優也の事を心配しつつも、私達は教室へ向かった。
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