第3章 好きなのはどっち?

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だけど こうして皆でランチできるのって良いわね。 生徒会で上手くやっていけそうな気がするわ。 「優也、ただいまー!」 「おぅ、ソウ。おかえり」 「なーに読んでるんだい?」 「次の時間、数学の小テストあんだろ?だから勉強中。はぁ。わっかんねぇ」 教室に戻ると、優也が勉強していた。 高峯くんは教室に戻るなり優也に絡む。 「優也、勉強苦手なんだ?」 「ああ。体育以外は殆どだめ。赤点祭りだろうな」 「俺が教えてあげよう」 「ありがとう、ソウ」 だけど 「俺はこんな感じで解くよ」 「は、早っ!計算はえーし、説明簡潔すぎるし、わかんねぇよ」 高峯くんは説明下手だったみたい。 仕方ないわね。 「私が代わるわ」 「うみ・・・」 「大体、優也は難しく考えすぎなのよ」 「俺、うみやソウと頭の作り違うんだが」 「私の場合は・・・」 私は優也に数学を教える。
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