29人が本棚に入れています
本棚に追加
だけど
こうして皆でランチできるのって良いわね。
生徒会で上手くやっていけそうな気がするわ。
「優也、ただいまー!」
「おぅ、ソウ。おかえり」
「なーに読んでるんだい?」
「次の時間、数学の小テストあんだろ?だから勉強中。はぁ。わっかんねぇ」
教室に戻ると、優也が勉強していた。
高峯くんは教室に戻るなり優也に絡む。
「優也、勉強苦手なんだ?」
「ああ。体育以外は殆どだめ。赤点祭りだろうな」
「俺が教えてあげよう」
「ありがとう、ソウ」
だけど
「俺はこんな感じで解くよ」
「は、早っ!計算はえーし、説明簡潔すぎるし、わかんねぇよ」
高峯くんは説明下手だったみたい。
仕方ないわね。
「私が代わるわ」
「うみ・・・」
「大体、優也は難しく考えすぎなのよ」
「俺、うみやソウと頭の作り違うんだが」
「私の場合は・・・」
私は優也に数学を教える。
最初のコメントを投稿しよう!