第3章 好きなのはどっち?

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日曜日になると、私は待ち合わせ場所である駅へ。 優也とのデート当日だ。 私は今日ストライプのシャツワンピースで来た。 シンプルすぎたかしら? だけど 「うみ、おはよう!」 待ち合わせ場所にはもう優也がいた。 優也は黒いキャップを被り、白いTシャツの上に黒いスタジャンを羽織り、スキニーパンツを履いていた。 いかにも渋谷とかにいそうな感じだ。 「いつも、そんな私服だっけ?」 「今日は特別だ」 「特別?」 「うみとデートだし」 「そ、そう!良いんじゃない?かっこいいんじゃないかしら」 「サンキュー。うみも可愛いじゃん」 か、可愛い!? 「な、なっ・・・」 「でも、俺的にはもっとスカート短くても良かったかな」 「へ、変態!」 「うわっ!ひっで」 「で?今日はどこに行くの?」 「まあ、俺に任せとけって」 何でちょっと緊張するのかしら。 優也は幼馴染みなのに。 おかしいわよ。
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