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気がつけば私は、学校の中にいた。先程まで、ふかふかのベッドでぐっすりと寝ていたはずだったのに、なんでだろうーー。
ムクリと起きた瞬間、上から悲鳴が聞こえた。
「ぎゃあぁぁぁあ!」
つんざくような悲鳴と共に、ザシュッという不快な音も耳に響いた。
すると、私の背後から、タララッラッ~♪チャララン♪という陽気な音楽が聞こえた。
後ろを振り返ると、そこには。
機械的に動く人形のようなものが、こちらへと向かってくる。人形の風貌は、まるで都市伝説として広く知られている、「もしもし、私メリーさん。今、貴方の家の前にいるの」などと電話してくる、あのメリーさんが進化したようだった。
私は何故かこの人形に恐怖を覚え、逃げようと体を奮い立たせたが、足がすくんでしまい、動けない。
やがて私は、人形に殺されてしまった。
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