鈍感な幼馴染

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「うるさい」  徹大は瑞樹が逆らわないと分かっているから、無理矢理キスをする。 「あ、ん」  突然のキスに瑞樹は驚きの喘ぎ声を出す。  それがまた何とも徹大を唆る。  キス慣れしていない瑞樹は、徹大にされるがまま、言いなりだ。 「ほら、舌、出せ」 「こ、こう?」  おずおずと出す舌に徹大が自らのそれを絡める。 「あ、やだ」  舌で感じたのか、瑞樹が体をくねらせる。 「やらしいな、瑞樹。感じてんのか」 「ち、違う」  顔を見ると既に涙目だ。徹大の大好きな瑞樹の顔。ますます苛めたくなる。 「や、やだっ、何すんだよっ」  そっと股間に手を添えると、瑞樹自身が緩く反応しているのが分かる。 「違くないだろ? こんなにして」 「もう、苛めないで……てっちゃん」  いちいち瑞樹の反応が徹大に嵌る。徹大の欲望は止まらない。 「な、何?」  徹大は瑞樹のズボンに手を入れた。  スウェットなので簡単に差し込める。  瑞樹自身を探り当て刺激を与えてやる。 「やだ、そんなこと、しないで、てっちゃん……」 「なんで? 気持ちいいだろ」
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