137人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
大輔は、後ろは晃司に責められ、前を穂積に苛められ――身悶えた。
晃司に激しく突かれ、体の奥が熱く燃えるようで、穂積の巧みな手淫に、若い幹が爆発しそうだった。
「ひぃ……ああ、イイ……ああん、ふぅん」
古いラブホテルの室内に、晃司が大輔の尻を突く音がパンパンと響き、穂積がローションまみれの手で大輔と自身を扱く音が、ヌチュヌチュと立つ。
全身を二人から愛撫され、さらに耳まで二人が立てるやらしい音で犯され、大輔はおかしくなりそうだった。
しかし、晃司の責め苦はそれだけで終わらなかった。
晃司が大輔に伸しかかり、耳元で囁く。
「……大輔、鏡、見てみろよ」
「へ……?」
蕩けきった顔で、横を見る。
大輔は、息を呑んで震えた。
壁の鏡には、後ろから晃司に突かれ、下から穂積に苛まれるはしたない自分が映っていた。
大輔は、目も、二人に犯された。
「ああ、やらしい……大輔くん、いやらしいね……」
「そ、そんな……んぅ」
「穂積の手、ローションじゃなくてお前の先走りでベトベトなんじゃねぇか?」
「ち、がうっ……んあぁあ!」
大輔はもうなにも考えられなくなった。体が勝手に動き出す。
晃司を銜え込んだ尻は、もっと欲しいと揺れ、穂積と絡み合う幹がもどかしくて、大きく揺すって穂積に擦りつけた。
「あっ! 大輔くん、激しいぃん!」
大輔が穂積を抱くように、腰を強く動かす。穂積がそれに反応して、大輔の快感が強まる。
「大輔、上手い、じゃん。次は、上手く穂積を抱け、んじゃね? ……はっ」
大輔をいいように責め続ける晃司も、息が荒くなってきた。
室内の温度も湿度も急上昇し、離れた鏡が曇りそうだった。
大輔は、いやらしい、恥ずかしいと思いつつ、鏡から目が離せなった。
童貞には刺激が強すぎる画に、大輔の我慢も限界を迎えようとしていた。
「どうしよ……大輔くん、イッちゃいそうだよぉ……」
「……大輔……このまま中で……出す、ぞ……」
二人が切なげに囁く。
大輔は全身を震わせた。
「……あっ! イく……イくぅっ!」
「大輔くんっ!」
「大輔!」
三人は、ほぼ同時に達した。
ホテル「M」の禁断の夜は、始まったばかりだった――。
最初のコメントを投稿しよう!