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母親に強く念を押された俺だったが、すぐに黒瀬凜太朗と会う日程を取り付けていた。
しかも、今回は初めての家デート。
黒瀬凜太朗のアパートにお邪魔することになっている。
―――当日。
俺は、直接黒瀬凜太朗の家へと向かい、俺がいきなり来た事に彼は驚いていた。
部屋は綺麗に片付けられていて……いかにも彼らしいなと思った。
クッキーを貰い、沈黙が流れた後……俺は爆弾発言を投下した。
「……キス、してもいいですか?」
「……えっ…!?」
「……っていうか、ごめんなさい。します。」
―――今、この時にしなければ俺は何もしないまま帰ってしまいそうだった。
不思議と、嫌悪感は無かった。
……というか、普通に柔らかい彼の唇の感触に、俺は少しばかり興奮していた…のかもしれない。
角度を変えて、何度も何度もキスを繰り返した。
もっと触れたい。
もっと声を聞きたい。
もっと……彼を知りたい。
そんな思いで、俺は彼の胸の突起を……彼のモノを触った。
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