第4章

27/39
前へ
/231ページ
次へ
母親に強く念を押された俺だったが、すぐに黒瀬凜太朗と会う日程を取り付けていた。 しかも、今回は初めての家デート。 黒瀬凜太朗のアパートにお邪魔することになっている。 ―――当日。 俺は、直接黒瀬凜太朗の家へと向かい、俺がいきなり来た事に彼は驚いていた。 部屋は綺麗に片付けられていて……いかにも彼らしいなと思った。 クッキーを貰い、沈黙が流れた後……俺は爆弾発言を投下した。 「……キス、してもいいですか?」 「……えっ…!?」 「……っていうか、ごめんなさい。します。」 ―――今、この時にしなければ俺は何もしないまま帰ってしまいそうだった。 不思議と、嫌悪感は無かった。 ……というか、普通に柔らかい彼の唇の感触に、俺は少しばかり興奮していた…のかもしれない。 角度を変えて、何度も何度もキスを繰り返した。 もっと触れたい。 もっと声を聞きたい。 もっと……彼を知りたい。 そんな思いで、俺は彼の胸の突起を……彼のモノを触った。
/231ページ

最初のコメントを投稿しよう!

792人が本棚に入れています
本棚に追加