第4章

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意外にも彼の感度は良く、可愛い声をあげて啼いてくれた。 ―――素直に、可愛いと思った。 官能的な表情に、俺のモノも自然と勃ち上がっていた。 けれども、そんな事はどうでも良く……ただひたすらに彼を気持ち良くさせてあげたかった。 「……リン。」 彼が、切なげに表情を歪ませながら放った言葉。 「えっ…?」 「……僕のことっ…リンって呼んで……?翔…。」 ―――その言葉に、俺は胸が締め付けられた。 ……余りにも、可愛くて。 同じ男だとは思えない程……美しくて、綺麗で。 ―――彼の事を、平凡だなんて言った自分が恥ずかしくて。 この時ほど、自分の名前が『翔』であって欲しいと願った事は無かった。 「……リンさん、…俺、アンタの事が……好きですよ。大好きです。」 ―――これが、心からの告白。 ―――俺にとっての、本当の愛だった。 そう囁いた瞬間……彼は俺の手に熱を吐き出していた。 その行為が終わった後、俺は軽くリンさんと話し最終的に唇を奪ってアパートを後にした。
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