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意外にも彼の感度は良く、可愛い声をあげて啼いてくれた。
―――素直に、可愛いと思った。
官能的な表情に、俺のモノも自然と勃ち上がっていた。
けれども、そんな事はどうでも良く……ただひたすらに彼を気持ち良くさせてあげたかった。
「……リン。」
彼が、切なげに表情を歪ませながら放った言葉。
「えっ…?」
「……僕のことっ…リンって呼んで……?翔…。」
―――その言葉に、俺は胸が締め付けられた。
……余りにも、可愛くて。
同じ男だとは思えない程……美しくて、綺麗で。
―――彼の事を、平凡だなんて言った自分が恥ずかしくて。
この時ほど、自分の名前が『翔』であって欲しいと願った事は無かった。
「……リンさん、…俺、アンタの事が……好きですよ。大好きです。」
―――これが、心からの告白。
―――俺にとっての、本当の愛だった。
そう囁いた瞬間……彼は俺の手に熱を吐き出していた。
その行為が終わった後、俺は軽くリンさんと話し最終的に唇を奪ってアパートを後にした。
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