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―――リンさんの声が、顔が、身体が……全てが俺の頭の中を支配して離れてくれない。
こんな感情は、初めてだった。
「……ヤベェ…本当にどうしよ……」
惚れちゃったよ、思いっきり。
「……だって、リンさん…可愛すぎだし……」
一人ブツブツと呟きながら、家路を歩く。
『リン』って呼んで……とか、本当に俺をどうしたいんだろう、あの人は。
あぁ……ホントにどうしよう。
そう思いつつも、頭の中はパラダイス。
―――だって、あんな表情知ってるのは俺だけなんだから。
俺が、初めての男なんだから。
―――浮かれすぎてて、気付いていなかった。
俺の、本当の任務に……。
それから変わったこと。
俺が、リンさんの家によく遊びに行く様になった事だ。
リンさんの家に行った時には、勉強を教えてもらい……その流れでエッチに持ち込んだ。
俺の下で、官能的に誘惑してくる彼には……本当に困った。
俺も年頃の男子なので、リンさんにはいつも負担を掛けてしまっていた。
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