第4章

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―――リンさんの声が、顔が、身体が……全てが俺の頭の中を支配して離れてくれない。 こんな感情は、初めてだった。 「……ヤベェ…本当にどうしよ……」 惚れちゃったよ、思いっきり。 「……だって、リンさん…可愛すぎだし……」 一人ブツブツと呟きながら、家路を歩く。 『リン』って呼んで……とか、本当に俺をどうしたいんだろう、あの人は。 あぁ……ホントにどうしよう。 そう思いつつも、頭の中はパラダイス。 ―――だって、あんな表情知ってるのは俺だけなんだから。 俺が、初めての男なんだから。 ―――浮かれすぎてて、気付いていなかった。 俺の、本当の任務に……。 それから変わったこと。 俺が、リンさんの家によく遊びに行く様になった事だ。 リンさんの家に行った時には、勉強を教えてもらい……その流れでエッチに持ち込んだ。 俺の下で、官能的に誘惑してくる彼には……本当に困った。 俺も年頃の男子なので、リンさんにはいつも負担を掛けてしまっていた。
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