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彼を激しく突き上げる度に、無理をさせて申し訳ない気持ちと、リンさんと繋がっている嬉しさがこみ上げた。
俺との行為で、感じてくれるリンさんに……俺は思わず笑みが零れていた。
―――しかし、行為が終わった途端に訪れる罪悪感が……俺の中で日に日に増していった。
幸せそうに笑うリンさんの顔を見るのが辛くて……行為後はなるべく早くリンさんのアパートを立ち去った。
心から愛してあげたい。
行為後も、彼を抱き締めながら……笑い合いたい。
―――そんな叶わない未来を、頭の中で想像して……それが現実になるよう思い描くようになった。
そんなある日、リンさんの母親に呼び出されいつもの指定の場所へと向かった。
「お久し振りね。元気そうで良かったわ。」
「……ご無沙汰しております。今日は…どういったご用件で?」
―――この母親と会うのが……今の俺にとっては辛かった。
リンさんを、裏切っているんだと……直接感じてしまうから…。
「とりあえず、お金を渡しておくわ。それと、もうそろそろ息子と離れる準備をしてもらいたいんだけど……」
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