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―――説明、面倒になってきた…。
「黒瀬凜太朗さん。翔にぃの知り合いで、翔にぃが高熱で倒れた所を連れてきてくれて、面倒も見てもらってる。」
その時、スッと朱里ちゃんが僕の紹介をしてくれて僕はとても気持ちが良かった。
「ありがとう。朱里ちゃん!わざわざ説明してくれて。」
「いえ、別に。」
「そうだったのか…わざわざすみません。ありがとうございました。俺も来たんで……帰ってもらっても…」
「來夜兄ちゃん、何言ってんの!?今、僕らと遊んでくれてんだけど!?」
「「そうだそうだ!!」」
「お前ら……黒瀬さんの事も考えてやれよ。迷惑かかるだろう?」
「あ、気にしないで。お母さんからもなるべく泊まって欲しいって言われてるから……。」
「あの母親…。すみません、本当に。あと…兄のことありがとうございました。」
「いや、本当に大丈夫だから。あ、じゃあ來夜君も帰ってきた事だし……ご飯食べようか?」
―――すっごいしっかりしてる次男だ。確か……彼とは6歳ぐらい違うはずだけど。
「はい。」
「あ、來夜君と朱里ちゃん準備しててくれる?僕、ちょっと翔汰君の様子観てくるから。」
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