792人が本棚に入れています
本棚に追加
―――その言葉が嬉しくて……僕の瞳に涙が溜まった。
「…っ、……ありがとうっ…!また…来てもいいかな?」
「「「勿論!!!」」」
下の3人の声がハモる。
「……まぁ、いいんじゃない?」
「お前はまたそういう言い方する……俺も、黒瀬さんにまた来てもらいたいです。恐らく、母さんも。」
「ほんと……ありがとう…。皆、大好きだよっ!」
―――本当に良い兄弟だ。こんな……初対面の僕に、良くしてくれるなんて。
すると、下3人は食事中にも関わらず僕に抱きついてきた。
……上2人は頬を少し赤らめながら抱きついてきた妹弟達を叱りつける。
「こら!食事中でしょ!しかも、邪魔!」
「真衣、芽衣、滉輝!行儀悪い!座れ!」
「だってぇー!」
「リンお兄ちゃんがぁー」
「かわいいー!!」
「えっ!?」
え、僕……すっごい年下に可愛いって言われた……。
「確かに……」
「それは分かるけど……とりあえず座れ!」
來夜君に怒られた3人はシュンとして席に戻った。
無事にご飯を食べ終わった僕達は片付けをして、滉輝くんとはお風呂に入った。
最初のコメントを投稿しよう!