第5章

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―――その言葉が嬉しくて……僕の瞳に涙が溜まった。 「…っ、……ありがとうっ…!また…来てもいいかな?」 「「「勿論!!!」」」 下の3人の声がハモる。 「……まぁ、いいんじゃない?」 「お前はまたそういう言い方する……俺も、黒瀬さんにまた来てもらいたいです。恐らく、母さんも。」 「ほんと……ありがとう…。皆、大好きだよっ!」 ―――本当に良い兄弟だ。こんな……初対面の僕に、良くしてくれるなんて。 すると、下3人は食事中にも関わらず僕に抱きついてきた。 ……上2人は頬を少し赤らめながら抱きついてきた妹弟達を叱りつける。 「こら!食事中でしょ!しかも、邪魔!」 「真衣、芽衣、滉輝!行儀悪い!座れ!」 「だってぇー!」 「リンお兄ちゃんがぁー」 「かわいいー!!」 「えっ!?」 え、僕……すっごい年下に可愛いって言われた……。 「確かに……」 「それは分かるけど……とりあえず座れ!」 來夜君に怒られた3人はシュンとして席に戻った。 無事にご飯を食べ終わった僕達は片付けをして、滉輝くんとはお風呂に入った。
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