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『じゃあ……今週の日曜日はどう?空いてる?』
「大丈夫です!ってか……もし日程入ってても絶対に空けます!!」
『そんな事までしなくていいよ。……じゃあ、会ったらまたゆっくり話そ?あ、場所は……三角公園ね。』
「三角公園、ですね。分かりました。あ、何時集合で?」
『……13時で、いいかな。』
「分かりました。俺、リンさんに会えるの……楽しみにしてますね。」
『……僕も、楽しみだよ。……じゃあ、またね。』
「はいっ…!」
電話を切るのが、こんなに躊躇われるなんて……初めてだった。
―――何時までも、リンさんの声を聞いていたくて。
今なら、この幸せなまま……死んでもいい。
―――いやいや、待て待て!リンさんに会えるまで死ねないわ!
今死んだら……後悔しか残らねぇつーの!!
でも……どうしてリンさんは俺と話そうと思ったのだろうか。
…………今更。
―――もしかして、『もう近付くな!』とか……改めて言われる?それにしちゃ…リンさんの声は穏やかだったけど……。
そんな事言われたら……俺、もう生きていけない。
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