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「……あの、リンさん…すみま……」
「もうっ…!ホントに相澤君は油断も隙もないね。何で僕との待ち合わせの前にあんなお姉さん方に絡まれてるの?」
「うっ…それは……ゴメンなさい…。」
「まぁ……僕が来るの遅かったからか。……ごめんね?」
「ち、違います!リンさんは別に遅刻してる訳じゃないし……俺が早く来すぎただけなんで…!」
「何時に来たの?」
「えっ……!?いやぁ、そんな早くは……」
あんな時間に居たとか言ったら……気持ち悪がられるって…!!
一人、うぅっ……と格闘していたらリンさんの顔が凄い近くにあった。
「…いいじゃん。教えてよ。」
「えっ…!?うっ……40分前には……着いてました……。あの……リンさんに会えるの…楽しみ過ぎて。」
―――何か……今日の俺、テンパってばかりだ。今日の朝の余裕は何処へいったんだぁ…!!
そう言ってそっとリンさんに顔を向けると……
「……っ…、何でそんな事、言うかなっ……」
―――ドッキュンッッ…!
真っ赤な顔で、俺を見つめてくるリンさんに俺は早速やられてしまった。
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