最終章

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「?どうしたの?……キス、しないの?」 「しっ…しますよ!ほら、目!瞑って下さい!!」 「…ん、」 ―――綺麗だ。……そう、ふと思った。 俺はそのまま自分の顔を近付けて……リンさんの柔らかな唇にキスを落とした。 何度も、角度を変えて優しいキスを繰り返す。今まで触れなかった分もまとめて何度も何度も……。 舌先でリンさんの唇をなぞり、少し開いた隙間から舌を侵入させる。 「……ん、あっ……」 リンさんの甘い吐息と、俺とリンさんの舌が絡む音が……イヤらしく部屋に響く。 「もっと……」 朦朧とする意識の中で、リンさんが無意識に俺を煽る。 「そんな煽られたら……俺、止まりませんよ……?」 そう言うと、リンさんがフッと笑みを零した。 「……いいよ、翔汰君なら……」 そのリンさんは……何とも妖艶で、甘美で……俺の理性はプツリとそこで切れた。 そのままリンさんをベッドに押し倒し、先程よりも熱いキスを繰り返す。 キスをしながらも手はリンさんの服の中へと忍ばせる。 胸の突起に俺の指が触れた時……リンさんの身体はビクッと反応した。
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