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「ラーメン良いね。この辺で美味しいラーメン屋さん知ってるよ、僕。」
「え?ホントですかっ!?じゃあ、行きましょうっ!!」
「うん!」
そう言って、俺たちはホテルを後にした。
ラーメン屋に無事到着し、俺は味噌、リンさんは醤油ラーメンを注文した。
「ねぇ、リンさん。」
「ん?何?」
「俺たちは、無事また付き合う事になりましたけど……リンさんの母親は、どうするんですか?あ、いきなりすみません……」
―――そう、どうしても気になっていた事が……リンさんの母親問題だ。
母親、というワードを出した途端……リンさんは心底嫌そうな顔をした。
「……あの人は、関係ないよ。でも……翔汰君がどうしても気になるって言うんなら…僕はあの人との縁を切るつもりで話すよ。」
「リンさん……」
「僕は……あの人が嫌いなんだ。あの人のせいで、愛に臆病だった。裏切られる事、疎まれる事に……敏感だった。だからね、あんな人に僕の人生をどうこうなんて言ってもらいたくないんだ。大丈夫、僕がケリをつけるから。」
「無理はしないで下さい……。」
「大丈夫。……翔汰君が居るって思えば何だって怖くないよ。」
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