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「それにしても、楽しみですね。」
「そうですねっ!…でも、あれだけ凄い世界観をどれだけ映画で表現出来るかちょっと不安はあります。」
「そうですよねぇ。…まぁ、所詮映画だって思っておいたほうがいいかもしれませんね。原作を知っていれば、どうしても比べてしまいますし。」
「そっか!……とりあえず、あまり期待せず見た方がいいって事ですね!」
「そうですね、その方が良いと俺は思います。ってか、俺はそうやって見ます。」
そう二人で討論しているうちに、映画館の全体が暗くなり、新作映画情報等が流れ始めた。
画面がバッと暗くなると、ついに映画の始まりだ。
『……此処は、2101年…22世紀になったばかりの日本だ。』
―――始まった…!
このストーリーは、日本の近未来を描いたSF物であり、普段推理小説を読む僕にしてはあまり馴染みの無い物である。しかし、元々推理小説を書いていたこの作者の大ファンだった僕は、SF等関係ない無く買って読んだら……面白過ぎてハマってしまった。
とにかく、ストーリー展開が素晴らしいのである。
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