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「気に入ってもらえて良かったです。」
「あ、そう言えば……僕、翔君の事も知りたいなぁ……。」
「……え?」
突然の僕の発言に驚いたのか、翔君は目を丸く見開いて、フォークに巻き付けたパスタを食べる手を止めていた。
「いや……僕の事だけ言ってもつまんないから……翔君の事も知りたいと思って……。聞いちゃダメだった?」
「あっ…いや、そんな事無いんですけど……ちょっと驚いて。俺こそ、そんな言う事無いですよ?」
「何でもいいよ。……翔君の事を、少しでも知ることが出来れば。」
「……そうですか。じゃあ……相澤翔です。歳は今年で17。…今は、高校2年です。部活は……サッカーやってて……まぁ、そんな感じです。」
「あ、翔君って相澤って言うんだ。苗字の方、聞いてなかったから……。」
「あれ?俺、言ってませんでした?」
「言ってなかったよ。名前の読み方しか教えてくれてなかった。」
「……すみません。多分、あの時焦ってたので……」
「大丈夫。……それより、サッカーやってるんだ!モテるでしょう?そんな顔でサッカーなんかやってたら。」
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