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「……リン。」
「うわっ…!い、居たのっ!?しゅ、シュウちゃん!」
「……顔、ニヤけてる。キモいから止めろ。」
「ちょっ…!キモいとか!仮にも僕等、友達でしょ!?」
「…あ、そうだったか?」
「酷いっ…!俺、シュウちゃんぐらいしか友達居ないんだからね!見捨てないでっ!お願いだからっ!」
「……見捨ててんのは、どっちだよ。最近、スマホばっか見てニヤニヤしてる奴が言えるセリフかよ。」
痛すぎるシュウちゃんの正確な言葉が、ザクザクと僕の胸に突き刺さり……僕はグッと押し黙るしかなくなってしまった。
「……うっ、それは……ゴメンナサイ…。」
すると、シュウちゃんがフゥーっと息を吐いた。
「……まぁ、幸せそうでなによりだけど。」
その言葉に僕の顔はパァァァと明るくなる。
「うんっ!今、一番幸せかもっ!毎日が楽しすぎるっ!」
「……あぁ、はいはい。別にノロケ聞きたいわけじゃねーから。ほら、早くしないと次の講義に遅れる。」
「ちょっ…ちょっと待ってよ!今、準備するからっ!」
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