第2章

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やっと唇を離した翔君は、まだまだ余裕そうな表情を浮かべ……ソファーにもたれかかっている僕を見下ろしてきた。 「……甘い、ですね。食べちゃいたいぐらいに。」 「なっ……!」 「……ねぇ、黒瀬さん。」 そう僕の名前を呼びながら……彼は僕の耳朶を齧った。 「ひゃっ…ンッ…!」 「もう少し、いいですか?」 「えっ……!?も、もう少しって……」 そのまま、舌を耳の中へと忍ばせてくる。 その度に、背中がゾクゾクッとした。 ―――興奮で。 「……言葉のままです。」 すると、頬に添えられていた手が僕の服を捲り上げて……胸の突起へとその手を運んでいった。 ツンッと胸の突起を弾かれて、ビクッと身体が反応した。 「やァッ…!」 「……すぐ、気持ち良くしてあげますから。」 その言葉の直後、下半身にも違和感を感じ……思わず下を向くと、ズボン越しに翔君の手が添えられていた。 「……反応、してくれてる。」 十分に勃ち上がってしまったソレは、もっと触って欲しいと強請っている様で……余計に恥ずかしくなった。
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