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彼はもう、触っていた。
パンツ越しでは無く、僕のパンツをズラして……ユルユルと、僕の性器を刺激していた。
「ふぁ……ンンッ…!やめっ…翔君っ!」
「……だから、翔君じゃないって言ってるじゃないですか…?翔、って呼んでくれるんじゃないんですか?……凜太朗さん。」
そんな声で、僕を誘惑しないで。
僕を、ダメにしないで。
そんな事されたら……もう、僕は。
「……リン。」
「えっ…?」
「……僕のことっ…リンって呼んで……?翔…。」
―――ねぇ、翔君。僕はただ……愛されたかったんだ。
だから、そんな風に優しく微笑まれたら……僕はもう君から抜け出せなくなる。
「……リンさん、…俺、アンタの事が……好きですよ。大好きです。」
甘い声で囁く彼の手の中で……僕はその欲を吐き出していた。
「……気持ちよかったですか?」
「……そ、そそんな事っ、き、聞かなくたって…」
「……俺は、リンさんの口から聞きたいんですよ。…で、どうでしたか?」
「……き、…気持ち……良かったよ……」
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