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あの日から、度々……翔君は僕の家を訪れるようになっていた。
―――そして、あれから変わったこと……。
「リンさんっ!あの……勉強教えてもらう事って、出来ますかね?」
「…良いよ、僕に教えれる範囲なら。」
翔君が……僕の事を『リンさん』と呼ぶようになった。
―――あの、……触れられたあの日、僕が『リン』って呼んで欲しいと言ったのがきっかけなんだけど。
「……俺、英語だけはどうしても苦手で…。リンさん、文系ですよね?じゃあ、英語得意かなぁと思って。」
「あー、英語なら結構教えれるかも。……分からないところ、見せて?」
僕がそう言うと、翔君はおもむろにカバンからテキストを出して分からない箇所を指した。
「ココなんですけど……」
「あぁ、ココか!ココは……」
――――――
「終わったー!…ありがとうございます!リンさん、教えるの上手ですねっ!」
「え?そうかな?…あ、糖分とか取った方がいいよ。今、何か持って来るから……」
言い終わる前に、僕は腕を引っ張られ……ベッドの上に押し倒されていた。
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