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嬉しそうに頬を緩ませる彼を見ると……そんなの容易い物だ、なんて思ってしまう。
―――実際、生でヤるようになって……気持ちイイんだ。
中に、入ってくる感触は……慣れるようなものではないけれど、翔君の熱を直接感じる事が出来る。
何より……その後にギュッと翔君に抱き締められるのが好きなんだ。
白濁のモノが僕の太股を伝うのが感じられる。
もう行為自体は終わったはずなのに……彼は僕の中から彼自身を抜こうとはしない。
ただ……僕を、背後から少しキツく、抱き締める。
「……翔君?」
「……もう少し、貴方と繋がっていたいんです。」
―――その声は、少しだけ震えていた。
まるで、何処かへ行ってしまう人に縋り付くかのような声だった。
「……さて、お風呂行きます?」
「え?何で?」
「今日は俺が掻き出しますよ。」
「えっ!?い、嫌だっ!無理!無理だからっ!」
どうしていきなりそんな事を言うのか。恥ずかしくて死んじゃうよ……。
「いいじゃないですか、俺今日はずっとリンさんと一緒に居れますから、甘えて下さい。」
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