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お腹が痛くなるとかで、中に出したモノは必ず掻き出すように翔君には言われていた。
翔君は高校生だし、忙しいという事もあり……今までは自分一人で掻き出す作業をしていたのだ。
―――だから、自分で掻き出すのに慣れてきていた…というのに。
「そ、そんな事言われても!恥ずかしいって!僕、一人で出来るから!」
「恥ずかしがる事なんて無いじゃないですか。いつも俺は、リンさんの解してるんですよ?この手で。解すのも、掻き出すのも……変わりないでしょ?」
「そ、それは……そうかもだけど……」
「そうでしょう?……ホラ、風呂場に行きましょうね。」
そう言った翔君は僕の事を軽々と持ち上げ、そのまま風呂場へと連れて行った。
お互いに裸なので、滑らかな翔君の肌に僕の肌が擦れ合って……余計に恥ずかしさが増す。
「……リンさん、もっと食べた方がいいですよ?」
「え?……あぁ、別に食べて無い訳じゃないんだよ。僕、あんまり食べても太ったり筋肉ついたりしないんだよね…。」
そんな事を言いながら、翔君の身体を見つめる。
―――程よくついた筋肉に、思わず見とれてしまう。
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