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「そうですね、買いたい物とか、特に無いですし……あ、リンさんはありますか?」
「いや、無いなぁ。じゃあ、ブラブラしたら帰ろっか。」
「そうですね。」
そして、僕等二人はその辺をただ他愛も無い会話をしながらブラブラと歩き回って自分の家に戻って来た。
「翔君、この後どうす……ンンッ…!」
最後まで言わないうちに、僕の唇は塞がれていた。
開いた口から翔君の舌が侵入してきて……口内を侵していく。
「ぁ……ンッ……」
息をする暇も与えず、貪るかの様に僕の唇を啄みながら何度も角度を変えてキスを繰り返される。
「かっ……翔君ッ…」
脚に力が入らなくなって……僕はズルズルと床にへたり込む。
それでも、まるで逃がすまいと言われているかのように翔君は唇を離すことは無かった。
そのまま、着ている服を捲られ……指で胸の突起を弄られる。
その僅かな刺激が……今の僕にはもう既に辛いものだった。
「あっ……やァ…翔君ッ……」
「……何ですか?……お願いだから、黙ってて下さい。」
そう言われた時……やはりいつもの翔君とは少し違うと感じた。
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