第3章

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「フフッ……やっぱりシュウちゃんはシュウちゃんだね……僕、そんなシュウちゃんが好きだよ……」 「うるせぇ……黙ってろ。今、お粥かなんか作るから。」 「……食欲、無いよ……」 「ダメだ。お前はちゃんと食わなきゃ。……それより、ソイツの連絡先教えろ。俺がぶっ潰す……」 シュウちゃんが台所に立ちながらそんな物騒な言葉を発している。 「いいんだよ、もう。……僕からフッたし。」 「そういう問題じゃ……」 「……もう、連絡先も知らないし。」 「リン……」 「もう、……関わりたくないんだ。だから、良いんだよ。」 「……そうか。分かった……。」 「シュウちゃん、僕のケータイ、買い替えるから……今度付いてきてくれる?」 「……いいよ。分かった。早いうちに行くか。」 「うん、そうだね……」 「リン……一つだけ言っておく。」 「ん……?何?」 「何があっても、俺を頼れ。いつでも、お前の所に行くから。」 「……何それ…シュウちゃんのくせに、優しいな。」 「……失礼だな。それと…………」 そう言って、シュウちゃんはこっちを振り向かずに言った。 「俺に、しとけよ。」 「……愛してくれるんなら。」 ―――僕はそう言って笑った。
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