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「相澤君!おはよっ!」
「あぁ、おはよ。」
「翔汰!はい、コレ!お弁当作ってきたんだけど……食べる?」
「マジ?ありがとう、助かる。」
「翔汰君!コレも食べてくれる?」
「いいの?ありがとう。」
それからも沢山の弁当を貰い、手には持ちきれない程の手作り弁当。
「相変わらずのモテっぷりだなー、翔汰。」
「いや、本当に助かるよ。俺なんかの為にこんな弁当作ってくれてさ。」
「……お前ん家、大変だもんな。」
「…マジでな。」
俺は相澤翔汰、高校2年の17歳。
両親は、俺が14歳の時に離婚して母親しか居ない。
兄妹は、11歳の次男、8歳の長女、6歳の双子に、4歳の三男と非常に家計が苦しい状況にある。
―――しかも、今母親が体調を崩して、入院していて……収入が一切無いという状況。
そう……だから、一番上の俺が働かなければいけないという事になる。……必然的にね。
だから、このような弁当等は……本当に有り難いのだ。俺達、相澤家にとっては貴重な食料となるので、快く受け取っている。
「それよりお前、バイト探してんだろ?」
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