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「あぁ、そうだな……新聞配達だけじゃ正直全然足りねぇ。」
俺は朝早く起きて、新聞配達のバイトを既にやっているが……本当にそれだけでは足りない。
「俺さぁ、お前にピッタリのバイト見つけたんだけど……どうする?」
俺のクラスの友達……今井聡がニヤッと俺を見ながら言ってきた。
「はっ!?何それ!気になんだけど!!時給は!?」
「まぁ、そんな焦んなって。……ちなみに、時給とかじゃねーんだよな。」
「は?じゃあ、どういう……」
「完全、出来高制。客が居れば居るだけ、お前の金になる。」
「はぁ?それ、ホストじゃねぇの?流石にホストは高校生じゃ出来ねぇだろ。」
「そんな早とちりしちゃいかんよ、翔汰君。」
なかなか渋って言わない聡にイライラを募らせながらも、俺は聡がスマホを取り出すのを見て何とかグッと堪えた。
「ほら、これ。」
「幸せの……運び屋?何だそれ。」
スマホでそこのホームページを出されても……正直何の事だか分からない。
「俺もたまたま見つけたんだけどな、まぁ……簡単に言えば、人間のレンタルサービスみたいなもんかな。」
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